「命賭けだよ、キノコ狩り、いつから食べたの?キンメダイ!」~長月の旬エッセイ

「命賭けだよ、キノコ狩り、いつから食べたの?キンメダイ!」~長月の旬エッセイ

9月ともなれば、秋の風情・・・☆

いつもスーパーで見慣れている・・・キノコの群れではありますが、やっぱり・・・。
ここは一つ、「☆秋の味覚☆」として正しく味わいたいっ!!
・・・という訳で、キノコ軍団は今回、目出度くも旬食材に選ばれたのでありました。(^_^)/

・・・はてさて。
「焼きキノコごはん」の下りでも、ご紹介をしているのですが・・・。
江戸人にとって、「春の潮干狩り」と並んで「キノコ狩り」は、庶民はもとより(!)
・・・身分を問わずに楽しめてしまうという、もっとも親しみ馴染んだイベントなのでありました。
交流の場であるのは勿論のこと、気軽な遠足としても大人気! o(^▽^)o

・・・ところでキノコは、たいていは落葉広葉樹に生えるモノらしく・・・。
ブナや椎、クヌギに柳、ミズナラ・・・などなど、そんな処を寝床に暮らしております・・・。

枯れ木や、木の切り株に生えるキノコを巡って、本当に・・・様々なドラマがあったかと思います。
・・・何しろ、毎年この時期になると、どこかのテレビ局で必ずといっていいくらい、「毒キノコ対策特集(!)」が組まれているくらいですもの・・・★

・・・現代でも、コレですから。
かの頃ならば・・・このドラマ、さぞや命に拘る事であったでしょう。 ( ̄_ ̄ i)

・・・はてさて。
よく「香り松茸、味、シメジ」とは申しますが。
以外や以外、現代の高級食材・松茸さまは、花のお江戸でも大変に高価(!)でありました★
・・・と、いうのは。
「松茸さまがお生えになる赤松林というのは、西日本には多くても、関東ではとにかく、育ちにくいっ!!!
・・・なのですが、この松林がなければ、松茸なんて絶対に生えてこない・・・っ!!!

なので、流通の整わない当時は。
西の方では例えば、松茸専門の市が立っていたり。
むずかしい事さえ言わなければ、庶民でもけっこう、気安く口に出来ていたそうなんですが・・・。

関東では逆に、わずかに甲州に赤松林があったか、という程度であったので。

・・・また、その少ない処を、たとえ江戸へ運び込んだはいたとしても、まずは将軍様の許へ、ひた走る事になったそうで・・・★

何しろ古来より、「松茸さま」というお方は、天皇や殿様への献上品としても、重宝をされておられましたから。
・・・なかなかに、お江戸の庶民にまでは、お下りにはなられなかったのだとか。 (´_`。)

・・・もっとも、東のモノは西に比べて、どうしても香りが劣るのだとか★
でもでも、たとえ劣っていたとしても、腐っても(?)松茸さまです☆

将軍さまがお召し上がりになるとなれば、そこは・・・。

「上野(こうずけ)太田の金山で採れる」と人に聞けば、そこは「何人たりとも、足を踏み入れられはしないように」と、そこは「御禁制山(おとめやま)」と定められ・・・。

まずは期日を決めて、その年の初物を収穫したら、その香りが飛ばない内にと、細心に心を砕きます。

・・・そして、将軍さまお召し上がりの松茸を運ぶ行列が組まれ、先頭には「御松茸御用」と書かれた木札を押し立て(!)
(香りが飛ばないようにか・・・???)
きつく封印をされた荷には、やっぱりと言えばやっぱりなんですが、そこには葵の御紋(!)が~♬☆♬☆・・・、

・・・そして、その運び方にも、工夫が凝らされます・・・。
なにしろ、道中が長い(!)ですから★
同じ人間がずーっと独りで運ぶとなると、どうしても、スピードに無理が出てしまいます・・・。
なので、宿場ごとに運搬人が交代をしての、輸送方法な訳です・・・。 (‘_’)

カンタンに言えばリレー方式★なのですが、とにかくバトンの如くに、松茸を繋いで運んでいく訳ですが、・・・そこは今のように、電話もメールもない時代です。
「松茸さまが来る!」となると、宿場毎の運搬に携わる者達は、、大変なのです・・・。

何しろ、いつ自分の宿場に「御松茸御用」の荷が着くのか判りません★

しかも「モノがモノ☆」なので、香りが飛んでしまっては全く意味がなくなってしまうしで★
・・・そこを、何とか。
スムーズに荷が、太田から江戸間を超特急(!)で到着ができるように、運搬人達は、一心にお務めを果たされたのだと、資料にはあります・・・。
当時の松茸運搬人達は、さぞ胃が痛かったでしょうね・・・。 (>_<)

・・・はてさて。
キノコには、それぞえに旨味や風味があって、また歯触りの要素もあるので、幾種類かを組み合わせて楽しめば、その旨味もいや増していくのだとか・・・♡

どのキノコも食物繊維は多いので、食べればお腹の中でふくれてくれますし、満腹感も高い(!)です。

・・・デトックス効果も高いそうなので、いつも見慣れているアイテムであるとはいえ、やっぱり常 々(!)
愛していきたいお方ですよね。 (^_^)/

さて、もう一つの旬食材、金目鯛さんの方へと参りましょう。

・・・おめでたい時、うれしい時。
日本人の食卓には、ほとんどと言っていい程に出没して来るマダイ・・・。
こちらは、スズキ目タイ科の魚類なんですが、金目鯛さんは、キンメダイ科の海産の硬骨魚。
・・・つまり、堂々と「鯛!」と名乗っておきながら、実はかのお方とは全く別種の魚(!)なのでございます・・・。

ついつい、嘘つきっ!と言いたくなる処ではありますが★
・・・そこは、金目鯛さんのせいではないので、ご容赦を・・・☆ (´・ω・`)

何しろ、「鯛は美味しくて、お目出度いお魚」です。
・・・なので、形が若干似ているから。
はたまた、白身な処が似ているから・・・などなど★
とかく「タイを語るお魚は、多い!」のに、本物のタイの仲間って実は少ないんだそうで、そこは何だか意外な感じがしますよね・・・★ (゜_゜ )

ところで、皆さまご存知の通り!
金目鯛さんは、深海魚ですよね。
・・・果たして、お江戸の頃の日本人が、そんな深海にお暮らしになるお魚を、獲る技術があったものか・・・???

山野亜紀・所蔵「学者さんが編纂した、料理蔵書」には、金目鯛料理の紹介は一つもありませんし、また当時を偲ばせる百科事典「和漢三才図会(1712)」にも、食材としての記載がありません。

・・・ないんですが、でもでもお江戸の浮世絵師の歌川広重が、「鱸(スズキ)と穂紫蘇と金目鯛を描いた1枚(写真・下)」を描き遺しているんです(!)
・・・なので、とりあえず「江戸人はきっと、金目鯛を知っていたんじゃないかしらん?」とは、思うのです・・・。 (‘_’)

・・・金目鯛さんは、そのつぶらな黄金色の瞳から、その名が付いたとも。
世界中の深海でお暮らしになっているようですが、日本では、本州は茨城県以南で、太平洋側の方でお暮らしになるよう。
・・・そういえば、千葉や伊豆、八丈島なんかの名物としても有名ですよね。

考えてみれば、深海魚とはいえ、鮟鱇(あんこう)だって江戸人、食べていましたし。
資料によれば金目鯛さん太陽があんまり、お好きではないのか・・・???
(だって、そこは深海魚★)
昼こそ、深い海に潜っておられますが、夜ともなれば表層に寄ってくる習性もあるのだそう(!)

・・・これは江戸人、「金目さんだ!」とも思わずに、ただ釣れたから食べていた・・・。
金目鯛さんについては、特に深くは、考えてはいなかったっ!!!

「・・・これって単純に、図鑑に載るチャンスが無かっただけの事じゃないのかなぁ・・・」
というのが、以前に「金目鯛エッセイ」を書いた時の私と、殺陣の師匠・林邦史朗先生との意見でありました。 ( ̄▽ ̄)

そんな・・・金目鯛さんなんですが。
タンパク質と脂質が、他の白身魚に比べて多いとも、資料に。
なので成長期のお子さんや、激しいスポーツを嗜む方には、ことさらに良いとあります。

DHAやEPAを多く含んでおられますし、DHAには、脳を活性化する効果があるので、記憶力アップや、ボケ防止にも一役買って下さいますし。

EPAには、血液がサラサラになる事で、様々な病の原因ともなる高血圧や、動脈硬化を抑止して下さいます。
・・・そしてビタミンB12も多いので、造血効果にも、期待ができます。

スーパーや、お魚屋さんではよく見掛けるお方ではありますが、そんなお江戸の頃に気持ちも這わせて、ちょっと楽しんではみませんか?
・・・美味しくてキレイで、とにかくべっぴん!
身体にうれしいお魚です。

<<文責・山野亜紀(女 邦史朗)>>

※山野 亜紀(女 邦史朗)プロフィール

関連記事

  1. 「サンマ苦いか、しょっぱいか、命繋げた、サツマイモ!」

  2. 「愛されてきた証拠だね! キュウリにカツオだ、日本人」~葉月の旬エッセ…

  3. 「たどり辿って山のイモ、サケ愛されている、日本人!」

  4. 「愛されてるアジだよね! イキな枝豆、日本人」~文月の旬エッセイ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。