第7話 正月明けて、武劇を2本立で!

年が明けて、もうすぐ節分の声が聞かれます・・・。

・・・1月はとにかく、寒くて、寒くて、ドカ雪まで(!)降っちゃいまして★
世間様では、インフルエンザなんかも流行ってしまう昨今、体調管理に心配りに四年のない・・・今日この頃ですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

昨年末の事ですが、・・・毎度のお正月旅行の話をしていた処、兄が急に「会津の馬刺が、食べたい・・・」と言い出しました。
彼の経験では、会津以上に美味しい馬刺はない、との話であったので、2泊3日で福島旅行という次第に、相成りました。(^_^)/

・・・会津まで移動をしますと、東京では拝めないような、超(!)の付くほどのドカ雪に巡り合い♡
それから喜多方まで移動をして、一泊。
温泉にも入って、その後は、いわきまで電車で移動をしまして、テレビCMでもお馴染みの、スパリゾートハワイアンズに初めて行きました。 (〃∇〃)
そこでも、1泊をしたのですが、同じ福島なのに、喜多方ではドカ雪だったのに、いわきでは雪すらも見えず・・・。
改めて、この県の大きさと気候の違いに、驚かされる・・・私でありました。
自然って、すごいなぁ・・・としみじm、思います。

はてさて。

会場の、芝浦アイランドのパグースバー

2016年1月より、黒田官兵衛のご子孫がされている「黒田会」の、そちこちのイベントに私は出没するようになりました。
そして、「体験型のイベントの形」で何度かは今まで、打診もあったんですが・・・この度は★
「正月なら、殺陣のショーというのも良いかと思うので、山野さんの立ち廻りっていうのを、お願い出来る場はあるだろうか」
・・・なんてお話になりましたが、殺陣をお見せするとなると、刀を上段に振りかぶったりもしますから、ある程度の天井の高さが必要ですし、スペースも考えなくてはなりません。
そこで、毎月開催されている交流会「グレース会」で、ともかくも1回、やってみようか、というお話になりました。

・・・そうはいっても立ち廻りは、1人では、お見せする事が難しく★

リハーサル中

また昨年より、
「人様の前で演武をするなら、心の限りっ!思いっきりやりたいモノだよなぁ~★」
と思っていた私は、林邦史朗先生が存命時に行っていた「武劇ショーの稽古メンバー」に打診し、今回は加藤正樹さんにお願いをしてみました。
彼が快く受け入れてくれたのは良かったのですが、プロの彼に、稽古日などでの負担を余り掛けぬよう
・・・本番当日の稽古のみで、総てがまかなえるような演目にするべく、知恵を絞って脚本を書きました。 (^▽^;)

昨年の中頃には、この演武は決っていたので。

2016年に、一緒に演武して戴いたモノから1枚

甲冑参謀にも協力が得られるモノか、連絡を取ってみました。
・・・何しろ実は参謀さんは、会社員★
幸い、先方が「休日が取れた」との事で、今回は、その方向に沿った演目で仕上げてみる事に致しました。

・・・はてさて、黒田会についてなんですが★
今回、観に来て下さるかどうかはどうかとして、とにかく(!)戦国武将の末裔の方って多いんです。
黒田官兵衛はもとより、武田信玄織田信長長宗我部元親上杉謙信(鷹山とも、言う・・・)
それから明智光秀に、西郷隆盛岩倉具視に、南部藩の殿様もいます。
・・・源氏に平家に、鳥居元忠(徳川の家臣)に、坂本龍馬に・・・まだたしか、もっと居たかと思うんですが★
今回、参謀が来るなら、戦国武将の息吹が感じられるような、そんな演武にしてみようかと考えました。 (゜_゜ )

また今回の会は、新年明けて初めての会☆です。
・・・なので、「正月らしく、お目出度い会にして欲しい」という要望でもあったので、そこは一つ、目出度さを醸し出すような演武にしてみようとも、思い立ちました。

・・・とにかく、この会の参加をされるような方々は、「私が真剣試斬のショーをしている」事を皆さま、ご存知です・・・。
「1度でいいから、真剣で藁を斬っているところを、見てみたいっ!」
とう希望を今回、とても多く皆さまから戴いておりました・・・。
「しっかし、真剣試斬をするとなると、支度が大変なんだけどなぁ~・・・」
とは思いましたが、リクエストにお応えるのもまた、エンターテイナーとしての殺陣師の仕事かと思い。
・・・その辺りも心掛けて、構成を考えました。

ところで今回は、20分の演目を2本、見せて欲しいと頼まれていました。

・・・というのは、開催地のパグースバーは、JR田町駅から徒歩15分程の所にあります。
なので参加者は、会社帰りに寄られるという方も多く
会は、19時半から会は始まるというモノの★
・・・「1部だけを見て、帰られる方」もおられますし、「2部だけ見れた」という方もいるので、どんな風にでも楽しめるようにして欲しい・・・という、黒田さんの配慮なんですね。 (^_^)v
「・・・という事は、きっと1部と2部の両方(!)に、試斬演武を入れた方が良いんだよね・・・★」
するとなると・・・うぬうぬ、 悩みつつも今回は、こんな構成にしてみました。

林邦史朗の教えを濃く学び、その名も託されている・・・私(女 邦史朗)です。
2部(9時開始)では、戦国武将色を意識して、出陣をテーマにした構成に。
・・・するとなると2部では、どうしてもイメージが重たくなってしまうので、・・・いっそ前半はライトな感覚で。
現代劇に仕立てて、・・・それも武劇ショーならではの、様々な武器の演武」やら、立ち廻りがどうなっているかなどの紹介
そして今回は、参謀が来るのだから、彼がかつてより「色々と陣貝について、調べていた事を知っていた」ので、「陣貝コーナー」というのも、作ってみました。 (゜_゜ )
・・・戦場では、陣貝「隊列への合図」に使われています。
その音色が一体、どんな風に作られているのか、お客さまに判りやすいようにと、脚色をしました♡

・・・はてさて。

一番に困ったのが、藁を斬る演武をするとなると、試斬台をどうするかです・・・。
写真(右)を見れば判るかと思いますが、藁を固定する試斬台は大きいですし、とても重たいのです・・・。 (>_<)
「車で行くとなると、実家(東小金井)から渋谷(事務所)経由で、現場(芝浦)にまた行って戻ってするから、大事になっちゃう・・・★」
・・・「斬るというだけ!」で言うなら、今までにも何度か、空き缶を斬ってみるとかで、試した事はあったのですが★
今回は、絶対に藁を斬らなくちゃならないので、・・・まぁ、これも。
「ちゃんとこの方法で、出来るモノだかどうかは、まずはどこかでテストをしなくちゃならないな~・・・」・・・なんて。
前置きが長くて、けっこうに気が重くなって来たのですが、・・・ここは何とかクリアするしかないな、と心に決めました。 ( ̄_ ̄ i)

・・・さて、まずは試斬に使う畳表の手配です。

事務所近くの、広尾の畳屋さんに電話をして、自転車で引き取りに行って来ました。 (^_^)/
・・・そこで効いたのですが、私以外にも「居合斬り用(と、畳屋さんは言ってました)の畳表をもらいに来る人」が2名ほど居るのだとか。
テスト用も含めて少し多めに戴き、ビニール袋に入れて、お風呂場で漬けることにしましたが・・・。
「これって、どう考えても、大家さんには内緒だよね・・・★」

東高円寺での、藁漬けの様子

・・・私、大家さんの自宅の一画のアパートで、そこを今は事務所兼住居として、住み暮らしているモノで・・・。
大家さんの電話の声なんかが聞こえるのはもちろん、大家さんがベランダで洗濯物を干している様子なんかも、丸わかりの環境なので・・・。
ちょっと、心が痛みました。 <(_ _)>

さて、なんとか試斬台のテストも終えて、演武当日は大荷物で、バスと電車を乗り継いで、田町駅で加藤さんと参謀と待ち合わせをしました。
そこからはタクシーで会場まで乗り付け、17時から2時間ほどで殺陣のリハーサルやら、会場の飾り付けなどを行いました。

・・・ところで今回、私達の演武を撮影してくれる女性カメラマンがいました。

これは2018年度の書き初め

黒田会の「習字の会」でご一緒している、村山知加子カメラマンでした。
お習字をしながら、
「iPadかなんかで、反省会が出来るように、演武を撮影しようかと考えてるんですが」
なんてお話をしていたら、彼女は平素は「ブライダルメインのカメラ活動をされている」のだそうで、
「こんな珍しい画は、滅多に撮影するチャンスがないので」
と仰って下さったのと、もともとこの会に参加される予定であったとも聞いていたので、それなら・・・と嬉しく、お願いをしました。 (‐^▽^‐)

村山カメラマンは、私たちと一緒に現場入りをして下さり、何かとお気遣いを戴きまして、本当に有り難く思っております。
彼女の画像のおかげで私も、とても勉強になりました。 (^_^)v

1部は現代劇にして、導入部には立ち廻りを入れて。

2014年の殺陣ライブにて、トンファー♡

武器類の紹介については、珍しい処でトンファーから始めたのですが、
「若い頃にトンファー、やってました!」
なんて方もおられて、懐かしくも思い出して下さったそうです♡
またヌンチャクに続いて今度は、万力鎖手拭なんかも。
・・・ヌンチャクの基本を覚えてしまえば、こういった得物にも応用が効く、なんてお話もしてみました。

釵(サイ)の演武も少し披露をし、・・・それが例えば「二刀流の立ち廻りにも応用が効く」であるとか。
・・・そして珍しい「法螺貝コーナー」でも、皆さまに楽しんで戴けて、2部のラストを飾るための「鬨の声の練習コーナー」を儲けて、いよいよ試斬演武で目出度く、皆さまの温かい拍手を戴いて1部は終了となりました☆

林邦史朗のトンファー(2009年)

また1部では、演武中にお客さまから、「トンファーは、何で出来ているのか」なんて、質問も飛んできました。
・・・大体、こういった木製の得物は樫の木で出来ていること。
赤樫、白樫と種類があって、大きさも3種類ほど。
・・・ちなみに、お値段がどのくらいか、といったお話もしてみましたが、金額を言ったら、けっこう皆さん、笑ってました。

さて2部は、いよいよ甲冑劇編です。
・・・お客さまの前で甲冑を身に着けて、いよいよ演武開始となりました。
まず「戦国の世の習いの儀」と称して、真剣によるお祓いをしました。
これは、香取神道流「八方剣」という型があるのですが、何となくそれっぽいので、私はこれを「真剣にて行う、四方祓い」として、その型で試斬試斬をしています。
・・・これが林先生の場合でだと、四方にそれぞれ藁を立てて、それに居合の型を取り入れて試斬演武をされていました。
この場合は、鬼門である北の方角から祓っていきます。

「魔を斬り、邪を祓う四方払い」で場を清めた後は、戦国武将が行っていた戦勝祈願という事で、「三献の儀」を行いました。
敵をのす、の「のしアワビ」に「勝ち栗」、「よろ昆布」を食して、武将は酒を口に含んで身を清めます。
・・・このシーンを見ていた、とある方より先日、
「あの時の山野さんには、何かが降りていたみたい☆
・・・と言われるくらいに、ちょっと神がかって見えたんだ(?)そうです。 (^▽^;)

次に、せっかくならこの機会に、剣術というモノが一体どんなものなのか。
イメージだけでも掴んで戴けたら・・・と思い、柳生新陰流から「燕飛(えんぴ)の太刀」を演目にしてみました。
スローモーションを取り入れ、初心者にも判りやすくを心掛けて、演武をしてみました。
さて次は、甲冑での殺陣の演武です。
1部では、現代劇の殺陣を見せていますから、2部のこちらは、甲冑を着けているからこその戦いを再現してみました☆

最後は、戦国の所作を入れての真剣試斬で、会場の皆さまに鬨の声を上げて戴きました。
・・・支度と片付けはホントに大変だったけれども、皆さまの印象に残る演武が出来たみたいで、本当に嬉しかったです。
今年はもっと、たくさんの皆さまにふれあって、演武がしたいと願う1年の始まりでありました。 (^_^)/
<<文責・山野亜紀(女 邦史朗)>>

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