皐月の、行事食は・・・?

そうら、そら大漁だ!
寄せてくる波、帰る波、干物か、刺身か、悪くはないが、
今日はこいつだ、アジで作った漁師風なめろう!

料理原案/清水 紀子 調理盛付/山野亜紀

5月の行事食は、・・・アジの漁師風なめろう☆

<材料(2人分)>

アジの漁師風なめろう・材料

  • アジ………2尾(アジの刺身パックなら、2パック程度)
  • ネギ………20g
  • ショウガ………15g
  • 青シソ………10枚くらい
  • みそ………13g
  • 梅干………1/2個(目安)
  • 酢………適量(分量外)

<作り方>

①.アジは3枚におろし、小骨を除いて皮を剥く。
スーパーの「アジ刺身パック」を加工するなら2パックで、「アジたたきパック」で作るなら、1パックにつき大体1.2人前検討ですので、参考にして下さい。

②.梅干を細かく叩き、味噌と合わせて練っておく。

アジの漁師風なめろう・梅干と味噌を練っている様子

ネギ、ショウガ、青シソは細かく刻んでおく。

アジの漁師風なめろう・材料を揃えた様子

③.まな板にアジをのせ、他の薬味と何となく混ぜる感じで叩き、最後に梅味噌を上に乗せて叩きながら混ぜる。(叩きすぎないのが、ポイントです)

アジの漁師風なめろう・最後に梅味噌を混ぜて叩く様子

④.皿に盛り付け、お酢を添える。


和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡

こちらのコーナーでは、日本の行事に関わる「行事食をテーマ」に、ご紹介をしています。
・・・毎月テーマが違うので、楽しみにしていて下さいね♡

5月と言えば、私にとっては、端午の節句に鯉のぼり♡ (^_^)/
ちなみに、端午の「端」には「初めて」という・・・意味がありまして。
また「午」には、その名の通りに「午(うま)の日」という意味があります。
つまり「初めての午の日」という意味であったそうですが・・・ところがっ!

「午」という言葉の音が、数字の「五」と同じだという事から(!)
「初めの午の日」の意味はどこへやら、奈良時代には「五月五日が、端午の節句だ!」と定められまして★
・・・皇族の方などが、(邪気払いの意味で)軒先に菖蒲を飾るようになりました。 (^_^;)

それが、鎌倉時代になりますと・・・そこはもう、武士の時代ですから(!)
武道や武勇に繋がる「尚武」「菖蒲」に引っ掛けての行事が行われるようになります。

・・・そして平和なお江戸の頃になりますと、端午の節句はなんと、町人の間にまでもすっかりと浸透(!)
「家の繁栄やら、跡継ぎの男子の成長を願う男の子の節句(!)」として広まったといいますが・・・では、皐月の行事食が柏餅やら粽にしてしまうと、何とも在り来たりにすぎてしまい、私としては面白くない訳でして・・・★

そこで(!)旬のお魚を使った夏っぽいレシピという事で清水先生と意見がまとまり、私が「千葉の御宿で食べた(?)漁師風なめろう」ではどうかと、提案してみました♡

・・・あの辺りのお店では、お酢の海に「なめろうの島」を浮かべて盛付ける割烹料理屋もあるくらいなので、今回はお酢も添えてはいますが、好みで焼き海苔で巻いて食べるのも私は好きです♡
・・・ずっと同じ味で食べていると、私はちょっと飽きてしまうので・・・まずは、そのまま。
次には海苔を巻いて、最後はお酢をかけて好みの味に調整して楽しみます☆

さて「なめろう」は、生魚を薬味と一緒に混ぜ込んで仕上げる漁師料理ですが、生の魚だけ食べていると、身体が冷えてしまう事から、身体を温める効果のある香味野菜を添えて食べるというのは、昔からの知恵なんだそうですね。 (゜_゜ )

今回は、私の提案で・・・魚の臭み消しも兼ねて、お味噌だけではなくって、そこに梅干を少量混ぜて仕上げてみました♡
・・・梅干は、レシピで使用しているモノは、「日本古来より伝わる、由緒正しい・・・伝統の味の梅干(つまり、酸っぱい★)」を使っていますが、こちらも薬味も、好みのモノを入れてお試し下さい。
「山野風のなめろう」になりますが、気に入って戴ければ幸いです♡ (^_^)/

端午の節句の行事食って・・・???

1.ちまき・・・茅の葉でくるむのが一般的ですが、笹やマコモなどの葉も用いるとか。
中国の逸話をもとに、五月五日に食べるようになりました。

2.柏餅・・・柏の葉は、新しい葉が出るまで古い葉が落ちない事から、子孫繁栄を願って、5月5日に食べるようになりました。

3,五月人形・・・子供の成長と安全を願って、鎧兜や若大将などの人形を飾ります。
江戸時代以降の風習が、今も強く残っているためとも言われています。

4.鯉のぼり・・・室町時代に、武家の間では端午の節句に「旗差物(はたさしもの)」と呼ばれる旗を掲げていました。
それが江戸以降になって、庶民にも広まって娯楽化していき、「武者幟」と呼ばれる武者や幟鯉を描いた旗が登場(!)し、現在の鯉のぼりへと変化をしました。

5.菖蒲・・・菖蒲湯に入るのはもちろん、湯船では頭に菖蒲の葉を巻いて無病息災を願います。
・・・また邪気祓いとして軒先に飾ったり、箸置きにもしてみたり、丸く編み込んでみては・・・薬玉にしたり、などなど★
また「菖蒲打ち」といって、菖蒲を編み込んで縄を造り、地面を叩いて音を出す遊びもされていたそうです。

ほかに、菖蒲枕(5月4日にの晩に、葉を枕の下に敷いて眠る)習慣などもあったようです♡

<2018.5.7庚申>

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