文月の、野菜料理は・・・?

熱い日射しに、打ち勝とう♡
黒光りした、ニクい奴、
今日の夕餉(ゆうげ)は、お前で勝負だ、
「揚げナス」一本! 一本勝ちだっ!!

料理/清水 紀子

7月の野菜料理は、・・・揚げナス☆

<材料(2人分)>

揚げナス・材料

  • ナス………2本
  • 大根………7~8cm
  • 万能ネギ………2~3本
  • ミョウガ………1本
  • ショウガ………小1片(1片は、親指の1関節分程度)
  • だし汁………100ml
  • みりん………大さじ1
  • しょう油………大さじ1
  • 揚げ油………適量

<作り方>

①.みりんとしょう油は鍋に入れ、弱めの火にかけ、ふつふつとなったら火から下ろす。
だし汁と合わせて、そのまま冷やしておく。

鍋に油を入れて火にかけ、180℃位に熱しておく。

②.ナスは「2cm幅位の輪切り」にし、の鍋で、両面にうっすらと焼き色が付くまで揚げる。

③.揚がった順に、油をよく切ってから、①のだし汁に漬け込む。(できれば30分以上、冷蔵庫で冷やしても良い)

揚げナス・ナスを上げている様子

④.大根は、おろしてから、軽く水気を絞る。
万能ねぎは小口切り、ミョウガは斜め薄切りにする。
ショウガは、摺り下ろしておく。

⑤.器にナスを盛り、の大根おろし、万能ネギ、ミョウガ、おろしショウガを散らして、調味した「だし汁」をはる。


「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡

揚げナス

・・・何事も、ナスが肝心と言いますが(!)
和心美人、記念すべき野菜料理のスタートは、「揚げナス」でございまする~っ。 (^_^)/

インドが原産でありながら、奈良時代には「朝鮮を、またいで(!)やって来られた・・・」という、茄子(なすび)さんです。

現代(いま)では、どんな時期であろうとも、スーパーで見掛けない事はない・・・ほどの、お方なんですが★
・・・本来なら、初夏から秋口に掛けてが、旬♡
特に秋口に出るナスは、夏のモノよりも、さらに実が引きしまっているそう(!)
肉厚にもなり、えぐみやタネも少なくなるので、夏のモノよりも、美味しくなる・・・のだとか。 (‘_’)

そんなナスは、暑い夏をようやく乗りきって口にできる、口福のお野菜(!)
「これで、ようやく涼しい季節がやってくる・・・」と、いった具合でありましょうか。

お江戸の頃でも、実はナスビさん。
とても人気があったお方なのだそうで、例の「江戸の初物食い(!)」にも、一役買っておられます。 (゜_゜ )

・・・なんとあの時代、すでに促成栽培が始まっていたそう(!)
当時は、江戸市中のゴミを、一つ処に掻き集めては、江戸の皆さまで、やいのやいのと、踏み固め★
発酵熱はもちろん、炭火までも使って、まるで競うように(!)・・・作られていたのだとか。

・・・というのも、「他の処より早く出荷をすれば、より高く売るからっっっ!!!」これが、魔法の言葉だったのですね。 (^▽^;)

揚げナス☆

ナスのあの青紫色の成分は、アントシアニン系の色素だそう。
そこには抗酸化作用が含まれていますから、細胞の老化や、抗癌化作用がある事も、現代では知られています。

今回は、血行を良くして、体の温まる効果の高い(!)
ショウガやネギも添えてあげれば、代謝もスムーズになって、夏バテ防止にも効果あり・・・???
「何事もナス(!)が肝心」、ナスビさんで、7月を満喫してみませんか♡

■山野亜紀のHP「ねんきら☆」でも、よろしければお楽しみ下さい☆
「何事も、ナスが肝心と言いますが(?)」~旬エッセイ(2013)

<2017.7.10更新>

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