青い空に、みどりの葉。
ゆれてさそわれ、今日の集まり、
にぎわう場所には、緑の彩り、
あでやかですねぇ、緑茶寒天。
8月のお菓子は、・・・緑茶寒天☆

緑茶寒天・材料
- 茶葉………20g
- 水………600ml
- 砂糖………60g
- 粉寒天………4g
①.急須に茶葉を入れて、半量の水を注いでから10分程置く。

緑茶寒天・お茶を出す様子
②.小鍋に、残りの水と砂糖を入れて火にかけ、煮立ったら粉寒天を加えて混ぜ合わせ、ふつふつの火加減で1分程煮る。(寒天シロップ)
③.②に①のお茶を加え、流し缶に注いで冷蔵庫で冷やす。
④.数時間かけて十分に冷えたら切り分け、器に盛る。
※寒天は室温で固まるので、寒天シロップとお茶を混ぜ合わせたら、素早く流し缶へ入れて下さい。
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらのコーナーでは、デザートをランダムに毎月ご紹介をしていきます。
どうぞ、お楽しみに♡

お盆のお膳
今は亡き父の田舎に、なぜか父と2人だけで行った時の事です・・・。
父の田舎ですから、父方の祖母のおそらくは、何回忌だかの催しだったとは思いますが、まだ建て直す前の田舎の家はとても古くて大きく、当時は牛小屋と併設してました。 (^^;)
トイレは外(!)にあって、子供心に、夜は怖かったように思います・・・。
遠方なので結局、4度ほどしか、かの家を訪れた記憶がないのですが★★★
・・・初めて聞く親族の、超(!)のつくほど、ネィティブな山形弁(!!)は、子供だった私には(というより、今もですが★)
ほとんど解読できず(!)に、父に訳してもらっての参加でした・・・。 (^▽^;)
たくさんの、初めて見る親戚に囲まれ、旅館のように、お膳でのお食事★
・・・それが珍しかったのか、そこだけは覚えていたんです。
デザートに、緑色のゼリーが添えられていました。
お盆だったので、そんな色にあつらえたのでしょうが「子供心には、精進のお膳はちょっぴり心躍る・・・という感じではなかった」よう。
ましてやあの頃の私はとても偏食で、お刺身なんかは全く食べられない子供でした。 (‘_’)
退屈する私に父は、ゼリーなら子供が喜ぶと思ったのか、自分の分も分けて食べさせてくれました。
・・・仕事ばかりで、小さい頃は週に2度しか家に帰らない父(!)
事務所が、千代田区から文京区に変ってからは、それも週に1度きりになりました★
ほとんど暮らした覚えもなく、何を話せば喜んでもらえるのかも判らない内に父は、私が20歳の時にガンで亡くなりました。
今回、行事食のテーマがお盆だったので、献立を決める折に清水先生にご相談をしていた折、ふと、そんな話になりました。
・・・そこで、お茶を使った大人のゼリーをと提案してみた処、こんなステキなデザートに仕上げて下さいました。
ほろ苦くて、でも甘い・・・。
日本列島には、茶木はもともと自生はしていたそうなんですが、お茶を飲むという習慣がなかった(!)とか。
それが、中国からやって来る遣唐使やら、留学僧。
仏教と一緒に、「お茶を飲む文化が、日本に伝来」はしたものの、はやったのは宮中だけ!
・・・なかなかに、庶民にまでは浸透はしませんでした。 (T_T)
それが室町になって、南宋に留学をしたという禅僧の栄西が、、、
・・・何でも、座禅の修行中に襲ってくる睡魔を払う(!)のに役立つし何より、健康を増進する逸品だと伝えたのが、良かったのか・・・?
モダンな飲み物として定着し、下々にも愛されるようになったのだとか。 (^_^)/

緑茶寒天
今やペットボトルで、気軽にガブ飲みできる飲み物になりましたが、今回はそこは、江戸のこだわり☆☆☆
・・・急須使いで、こんな仕上がりになりました。
寒天はテングサという海藻で作られた、食物繊維がたっぷりでローカロリー食品です♡
それに加えて、コレステロールや高血圧、血糖値上昇を抑制して下さって、しかも殺菌効果のある緑茶のカテキンさんが、健康効果をアップ!
・・・・見た目も涼しげで、身体にも良い・・・こんなデザートはいかがですか?
「いよっ、風流だねぇっ!」
そんな声が、聞こえそうなデザートです。 (^_^)v
<2017.8.28更新>