そうらそら、ごまかしだっ!
ごまかしちゃいないさ、こいつは美味しい、胡麻のお菓子さ、
いよっ、イキだねぇ・・・ゴマ団子☆
9月のお菓子は、・・・ゴマ団子☆

ゴマ団子・材料
- 白玉粉………50g
- こしあん………50g
- 白ゴマ………適量
- 黒ゴマ………適量
- 揚げ油………適量
①.揚げ油を火にかけ、160℃に熱しておく。
②.白玉粉に、水(分量外)大さじ3ほどを、少しずつ加減しながら加えていき、耳たぶ位の柔らかさになるまで、こねる。
※水を入れすぎると「生地がまとまらなくなってしまう」ので、加減をしながら、逆に水が少し余るくらいの感じで。
③.②を4等分して丸めて、乾いた布巾の上に置いておく。(まな板などだと、生地がくっついてしまうので、転ばぬ先の杖に♡)
こしあんも、4等分にする。
④.③の団子を手のひらの上で平たくのばし、中心にあんを置いて包む。

ゴマ団子・あんを入れて丸める様子
⑤.2つずつ、白ゴマと黒ゴマを表面にまぶしたら、160℃に熱した油で揚げる。
⑥.生地の一箇所が、パクっと開いたら、素早く引き上げて油をきる。
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらのコーナーでは、デザートをランダムに毎月ご紹介をしていきます。
どうぞ、お楽しみに♡
・・・もう、ずいぶん前の事になりますが★
お江戸の暮らしを紹介する番組に、出演したことがありました。 (‘_’)
・・・武士と町民の生活が、どのように違うのか・・・だとか。
はたまた、例えば「おやつの語源は、どこからやって来たのか」・・・だとか。
そんなコンテンツを紹介する番組だったんですが、こんな下りがありました。
とあるカップルが町で、菓子を買い求めます。
・・・そして囓りついてみると、まん丸いお菓子がパフっと潰れて、中が空洞、何にも具が入っていません、、、
「なんだぁ、これ」
「こりゃぁ、とんだゴマカシだぁ~」
・・・まぁ、上っ面ばっかりで、実がない。
漢字で書くなら、「誤魔化す」の語源は、ここから来ているのだ(!)
そんな・・・お話だった訳ですが★
このゴマ団子を見ていたら、あの当時が思い出されて懐かしかった・・・私です。 (´_`。)
あぁ、あれから何年経ったかな・・・。
せつない気も致しますが、和菓子には欠かせない、今回はこのこしあんについて、清水先生にお尋ねしてみました。
・・・何気なく食べてはいますが、ココに健康効果とかって、実際にはあるモノなのでしょうか・・・??? (‘_’)
はてさて。
・・・今回のゴマ団子には、たしかに餡が使われています。
その原料はといえば、日本には古来より「破魔の食材(!)」として知られる小豆さんですよね。
・・・その赤い色にこそ、破魔のパワーがある!のだといいますが、栄養素としてはたしかに、鉄分、マグネシウムにカルシウム・・・などなど。
含まれてはいますが、あんこの製造過程はといえば、何回も茹でこぼすことにあり!!!
・・・なので、もともとはあったのに(!!!)
栄養素までもが流れてしまい、今となっては、含有量もさほどには・・・というのが、お答えでした。 (>_<)
それよりも(!)
清水先生が仰るには、その表面に、たっぷりとまぶしたゴマ効果の方です!!!

ゴマ団子・材料
ゴマの世界はとにかく、まさにミネラルの宝庫!
「健康効果を唄わせたら、その右に出る者がいない(?)」と考えされられるほどに、ゴマは栄養素をたっぷりと含んでいるんですね。
・・・そちらにはもちろんの事、また抗酸化作用の高いセサミンですが、最近は健康食品として単体でも売られていますし、健康番組でも取り上げられるほどに、注目を浴びておられます・・・。
ところで今回、初めて知ったんですが、漢方でゴマといえば、黒ゴマを指すそう(!)
・・・黒と白では、一体何が違うのか・・・。
それは、栄養素(色素成分)が違う(!)のだそうで、一般には「色の濃い方が、栄養素(色素成分、つまり機能性の成分)が多い」のだとか・・・♡
あっさり白ゴマに、こっくりの黒ゴマでこの際、食べ比べてみませんか?
揚げたて、アツアツ、ゴマの滋養と香りがうれしい、素敵なおやつです♡
■山野亜紀のHP「ねんきら☆」でも、よろしければお楽しみ下さい☆
※「日中復興、チンゲン菜!胡麻は縄文、日本人」~旬エッセイ・2015
<2017.9.25更新>