出汁を入れよう、お前さん、
味噌は後入れ、お前さん、
・・・わかっているよ、うるせぇなぁ!
女房の病気に、亭主が活躍、今日はうれしい・・・あさりのお味噌汁♡
10月の脇役は、・・・あさりの味噌汁☆

あさりのみそ汁・材料
- アサリ………2/3カップ
- ネギ………10cm
- だし汁………400ml
- 味噌………大さじ1強
- 万能ネギ………適量
①.アサリは、海水程度の塩水(今回は150mlの水に対し、小さじ1弱ほどが目安)に浸して、砂抜きをしておく。
②.鍋にだし汁を注いだら、①のアサリを加えて中火にかける。
③.アサリの口が開き始めたら火を弱め、小口切りのネギを加えて、一呼吸置いたら火からおろす。

あさりのみそ汁・火を弱めて、味噌を溶き入れる様子
④.味噌を溶き入れて、お椀によそい、小口に切った万能ネギを散らす。
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらのコーナーでは、汁物を敢えて「脇役(!)」として、ランダムに毎月ご紹介をしていきますので、どうぞお楽しみに!
・・・あなたは、貝のお味噌汁を作る時に、出汁を入れますか・・・???
恥ずかしながら、私はやったことがありません(!)
・・・貝は、貝だけのお出汁で、シンプルにっ。
そう思って生きて来たのですが、貝の旨味と、お出汁の旨味の相乗効果の前に、敗れ去りました・・・。 (T_T)
「今度から、絶対にそうしよう!」
・・・と心に決めたのがこの、アサリのお味噌汁さま☆なのでございまする~っ。 (^_^)/
この・・・お出汁なんですが★
昆布のモノを使うなら、グルタミン酸がプラスで、旨味もそれぞれに違うので、お好みのだし汁で良いですよ、とのお話でした。
・・・これを機に、色々と試してみるのも、楽しいかも知れませんね。 (‘_’)
はてさて、そんな・・・アサリさんですが。
・・・日本人には、あまりにも(!)馴染み深いお方なようで、私の蔵書にはこれといったレシピは紹介されていませんでした★
・・・たしかに時代劇でも、
「あっさり~ィ、しじみっ!」
って棒手振が景気よく(?)、売り歩いているアイテムでは、ありましたよねぇ・・・。 (^▽^;)
そんな身近なお方なんですが、育てば6センチほどにも成長をするのだとか。
・・・そして、人間もそうですが★
このアサリさんも、年中産卵をしている(!)そうで、主には春と秋が旬のよう。
水温が良いと思われる時期に、「産卵するほどの体力(資料には、肥満度と★★★)の高いお方」が、トライをされているらしい・・・☆
・・・またアサリさんは、日本全国どこでも獲れるのだそうですが、日本海よりは太平洋側に多くお暮らしになり、湾内の干潟や、砂地などを好むそう。
砂に潜っては外敵から身を守り、水管を伸ばして、海中の植物プランクトンやら、浮遊有機物などを濾しとって食べているそう。
・・・なので、こんなに小さな身体であるのに、水質浄化機能が期待出来るのだとか(!)
成貝ともなると、1日に10リットルもの濾水(!)をされているって・・・何だか、スゴイお方ですよね。
また、このアサリの貝殻は個性的で、同じ模様の貝はまず、存在しないのだそうです。 (‘_’)
そしてその栄養はといえば、鉄分と造血作用のあるビタミンB12が含まれていて、貧血予防に効果あり!

あさりの味噌汁
・・・カルシウム、亜鉛なども多く含んでいるので、特に妊婦さんに良いとも、資料に。
また含まれる「発育のビタミン」と呼ばれるビタミンB2には、髪や爪、皮膚の細胞再生を活性化する作用も。
そして、肝機能をアップして下さるタウリンも多く含まれていて、これは心臓を強くして下さいますし、そのほか血液サラサラ効果もあって、糖尿病の抑止や眼精疲労にもにも良いとあります。

神無月のお膳
ところでお味噌は、煮立たせると香りが飛んでしまうのでぜひ、火を止めてから後入れ☆・・・で、お楽しみ下さいませね♡
・・・健康と美容にうれしい、ほっこりお味噌汁はいかがでしょうか。
大昔から日本の心と身体を護って来てくれた、とってもうれしい一品です。
■山野亜紀のHP「ねんきら☆」でも、よろしければお楽しみ下さい☆
※「江戸前アサリか、ウドは原産、ねぇ日本人」~旬エッセイ・2014
<2017.10.16更新>