いつも傍らに、お前がいる・・・♡
寒い夜でも、共におれば何も構わぬ、それ手を携えて生きてゆこうや、
おぉ、うめぇなぁ・・・え、キノコで作ったしょうゆ漬け。
11月のお漬け物は、・・・キノコのしょうゆ漬け☆

キノコのしょうゆ漬け・材料
- シメジ
- エノキダケ
- マイタケ
- シイタケなど合わせて………400g
- (a)しょう油………大さじ3
- (a)みりん………大さじ0.5強
- (a)酢………大さじ0.5強
- 鷹の爪………1本
- ニンニク………1片
①.キノコ類は石突を除き、シイタケは薄切りに、他はほぐしておく。
②.大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、①を加えて沸騰直前にザルにとる。

キノコのしょうゆ漬け・工程1
③.粗熱がとれたらボウルに入れて、(a)と種を除いた鷹の爪、スライスしたニンニクを合わせたものを加えて、ざっと混ぜる。

キノコのしょうゆ漬け・工程2
④.冷めたら清潔な保存容器に移し、そのまま冷蔵庫で保存する。
※保存は、冷蔵庫で2週間ほどです。
※豆腐や納豆、ゆで野菜、ごはんなどにかけても、また、炒め物やピザの具にしても美味です♬
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらのコーナーでは、日本の伝統の味!
お漬け物を、連載していきます。
毎月、違ったモノが紹介されますので、お楽しみに!
私は祖父が亡くなったのを機に、実家の隣りにあった隠居家で暮らすよう両親に言われ、高校を卒業するまでを祖母と一緒に暮らしていました。
・・・小学校1年生の時でした。
なにしろ両親は共稼ぎでしたし、父は会社の社長(実兄が今では三代目☆)で、週に1度帰ってくるか来ないかという日々・・・。
祖母はとにかく「お料理が好きな人」で、荒巻鮭なんか送られて来ても、出刃一本で三枚に下ろしている姿はとにかく、圧巻でした。 (^_^)/
私は祖母より、たくさんの昔話を寝物語にして聞いて育ちました。
今でも魚を下ろしている姿などは、見るのが(!!)大好きです・・・♡
・・・はてさて、祖母は明治37年に、岩手県の一関の山奥!で産まれました。
実家は農家でありながら、父親が「汽車のポイント切り替えの仕事」をしていたので、定収入があったのが良かったのだと、言っていました。
たまに父親の弁当箱に、どこかから戴いたお菓子が入っていたりして、祖母は大・興奮!
・・・そのせいもあってか、とにかく祖母は甘い物が大好き♡で、私と知り合った当時は、もうすでに総入れ歯に近いお方でありました・・・★
今でこそ「虫歯を防ぐフッ素加工歯磨き☆」など、虫歯予防のグッズが数多く売られていますが、祖母の時代には全く、そんな物はなかった訳ですから・・・。 (T_T)
さて、そんな祖母は4人の子供を産みましたが・・・。
唯一の男子であった長男は、ご時世のせいでか戦争に取られてしまい、あっという間に亡くなってしまいました・・・。
かの人は陸軍の軍人で、少尉であった叔父の話を長らく聞いて私は育ちました。
・・・その叔父が陸軍士官学校で学んでいた戸山流の剣術を、私は林邦史朗先生を通して知りました。
今思えば、祖母と暮らしていなかったら、今の私の生き方はしていなかったと思います。
・・・はてさて。
総入れ歯の祖母は、とにかく柔らかい食べ物が大好きで、今ではよく瓶詰めで売られている「ナメタケ」をよく手作りしてました。
今回の「キノコのしょうゆ漬け」を見て祖母を思い出し、私は懐かしい思いで一杯でした。
・・・もっとも祖母は、辛い食べ物は余りトクイではなかったので、ニンニクや唐辛子は入れて作っていなかったと思います。 (゜_゜ )
・・・清水先生曰く、
「この2つを加えると、風味と旨味が増すのはもちろんなんですが、殺菌効果も高くなるので、常備品としての日持ちが良くなるんですよ」との事。
またキノコを湯に入れてすぐに引き上げる(!)のは、キノコさんって実は、風味や旨味がとっても、デリケートなお方なんだとか・・・★★★
なので、ここで沸騰をさせてしまうと、それが失われてしまうからだというお話でした。
・・・はてさて、撮影現場では、試食をさせて戴く傍ら、撮影スタッフメンバーの激ウマ!の声が轟くのと、
「これは絶対に、日本酒にあう・・・っ!あぁ、酒が吞みたい~っ・・・!!!」・・・という、また人々の絶叫が響き渡っておりました・・・。
とにかく食物繊維が一杯で、キノコさんといえば、食せば満腹感も増して下さいますし、ましてやデトックス効果までも満載な・・・お方です。
お好きな方々を組み合わせ、生活の傍らにそっと添えてみませんか?
とにかく美味しい事(!!!)は、私たち撮影隊が保証を致します・・・♡
■山野亜紀のHP「ねんきら☆」でも、よろしければお楽しみ下さい☆
※「キノコに秋味、日本人」~旬エッセイ・2013
<2017.11.6更新>