鍋の向こうに、顔がある・・・。
やさしい顔か、つまらん顔か、
あってみたいな、幸せひろがる、やってくれるよ、ねぎま鍋!
12月の行事食は、・・・ねぎま鍋☆

ねぎま鍋・材料
- まぐろ切り落とし………200g
- ネギ………2本
- 水菜………1/2束
- (a)だし汁………3カップ(600ml)
- (a)酒………大さじ1
- (a)みりん………大さじ1
- (a)しょう油………大さじ2弱
- (a)砂糖………大1
①.土鍋に(a)を入れて、火にかける。
②.ネギは斜めぶつ切りに、水菜は長ければ半分に切っておく。

マグロ鍋・ネギの下拵えの様子
③.①が煮立ったら②とまぐろを入れて、火が通ったものからどうぞ。
※まぐろは、中トロが合います♡
和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらのコーナーでは、日本の行事に関わる「行事食をテーマ」に、ご紹介をしています。
・・・毎月テーマが違うので、楽しみにしていて下さいね♡
・・・ふふふのふ・・・。
あなたは、マグロが実は出世魚☆だという事を、ご存知でしたか・・・??? (^▽^;)
何でも、大きさによってで・・・あるとか。
はたまた地方によっても、その呼び名は違うのだそうですが★
若魚の時なら、東京ではマメジと。
・・・体重が4~5キロくらいの中型にまで育つと、今度はメジへと変化していき。(・・・それにしても、たった1文字、減っただけでは・・・???)
そして、いよいよ体長が1メートル!
体重が10キロくらいまでになると、チュウボウ(厨房では、ない★)に。
そこを超えてしまえば今度は、シビまたは、ホンマグロと呼ばれる(!)のだとか・・・。
とにかく成魚ともなると、体長は3メートル!
(おぉ、私の身長の倍の長さ・・・★) (^_^;)
体重が300~600キロという・・・実物は、見てはみたいけれども、ちょっとコワイ★
・・・スーパーで刺身や切り身ばかりを見ていると、真の姿なんて、ちょっと想像が付きませんよね。 ( ̄_ ̄ i)
・・・はてさてマグロさん、お江戸の頃には赤身ばかりが愛されていて、「トロの部分は、捨てていた!」のだそうです・・・。
と、いうのは(!)
脂が多すぎて、当時の技術では保存がとっても難しかったんですよね・・・。 (‘_’)
そのトロの部分を「どげんかせんといかん!!」という訳で生み出されたのが、ねぎま鍋だ・・・というお話です。
今回、清水先生曰く「中トロがオススメですよ♡」との事でしたので、ちょっと調べてみたのですが・・・。
マグロさんって、あんまりに巨体なモノだから、部位によっても「栄養も効能も違う」というから、驚きです。 (゜_゜ )
ついつい脂というと、人体に悪影響(!)な気がしてしまうのですが・・・。
「マグロさんのトロ部分☆」には、生活習慣病に効果があるというDHAやEPAが含まれているんですが、それって「実は、脂肪酸(!)の名前」であるらしく・・・。
つまり、魚の脂分にしか、この素晴らしい作用のある物質は存在しないっ!!
・・・でもでも、脂分を摂りすぎていまえば、カロリー過多・・・★★★
でもでもっ、そこにトライをしなければ、この血液の流れを良くして下さったりする素晴らしい効能には、巡り会えない・・・★
ちょっと、悩んでしまう処です。 (´_`。)
それに対する「赤身の部分」なんですが。
・・・そこに含まれているのは、良質で豊富なタンパク質!
そして含まれているセレンには、抗酸化作用があるので、抗癌作用も期待ができるとか♡

マグロの料理例・湯葉巻(8月)
そして「血合いの部分」なんですが、こちらには貧血予防や肝機能を高めて下さるという、鉄分やタウリンまでもが豊富。
・・・こうして全体的にマグロさん、見てみたんですが・・・。
ビタミンやミネラルで言えば、特にビタミンのEが、「酸化しやすいという弱点を持つ、EPAやDHAを保護して下さる(!)パワー☆がある」のですって。
・・・なんとも、嬉しい限りではありませんか。 o(^▽^)o
そこへ持ってきて、古来より日本に伝わってきたネギさんのパワー☆です。
カロリーは低いくせに、健康パワーは高いネギ先生の、ご登場です!
・・・あのネギの「白い部分は淡色野菜」で、「青い部分なら、緑黄色野菜」というから、驚きです。 (゜_゜;)
カブも大根も、みんな淡色・緑黄色が合体してるんですねぇ~、まぁビックリ(!)
・・・なので色々効能もありますが、まずネギさんが持つ、あの香りにまでも効果があるんですって、へ~え。
「アリシン」と呼ばれる香り成分なんですが、あの香りを嗅いでいるだけで、血行は良くなるそうですし、身体は温めて下さいますし、風邪予防にまでも効果があるのだとか♡
・・・そしてネギに含まれている「イオウの香り」には、鎮静効果☆があって、刻んで枕元に置いておくと、よく眠れると資料にあります。

ねぎま鍋・材料
今回は、アクが少ないという事で「下拵えがカンタンな水菜さん☆」を併せておりますが、「栄養的に見て、カロテンを加えたかったのだそう☆」で、なければ春菊でも、青菜がオススメなのだとか。
・・・江戸っ子のイキな風に吹かれて、あっつーーーい鍋をつっついてみませんか?
好みで七味や、特に「江戸っ子は、山椒を合わせるのがお好き♡」だったとか。
鍋の向こうで、笑顔が広がる・・・ねぎま鍋でぜひぜひ、暖まってやっておくんなさいでっす! (^_^)/
■山野亜紀のHP「ねんきら☆」でも、よろしければお楽しみ下さい☆
※「あぁ、お江戸。大根に長ネギ、そして牡蠣に日本人」~旬エッセイ・2013
<2017.12.4更新>