いよいよ年も暮れていくなぁ・・・。
蕎麦屋でちょいと、ひまつぶし。
おやじぃ、ちょいと分けてくんねぇ、
いろいる使える、美味しいめんつゆ、へいお待ち!
12月の調味料は、・・・めんつゆ☆

めんつゆ・材料
- しょう油………100ml
- みりん………大さじ4
- 砂糖………大さじ1
- 水………100ml
- 昆布………3g
- 削り節………10g
①.鍋に削り節以外の材料を全て入れ、昆布がある程度戻るまで15分程置いてから、火にかける。
②.煮立ったら削り節をドサッと入れて、すぐに火からおろす。

めんつゆ・カツオ節を入れた様子
③.5分ほど置いてから、目の細かいザルか晒(さらし)などで漉す。
④.清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存する。
※めんつゆには同量の水を、かけつゆの場合は4倍の水を加えるとよい。
※その他煮物や、揚げびたしのつゆなどにも使えて便利です。
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
冷蔵庫のポケットに、鎮座まします、たくさんのビン・・・。 ( ̄_ ̄ i)
焼き肉、しゃぶしゃぶ、サラダのタレに、なんでもございの、エトセトラ★
・・・あぁ、気軽な材料を混ぜ合わせ、「冷蔵庫のビン類をいっそ、解消してみたいっっっ!」
そんな皆さまへの、一つの提案が・・・このコーナー☆
・・・山野家には、漫画「美味しんぼ」が全巻揃っております・・・。
それは兄が、今は潰れてしまった「レンタルショップ」で買い求めてきたものです。
それを亡き母と私も愛読しましたし、当時はテレビアニメにも、そして映画やファミコンゲームにもなったと記憶をしております・・・。 (‘_’)
亡き母は、「主人公の山岡士郎のファン」で、自らの親子関係を振り返るからか・・・?
海原雄山との親子対決についても、よくしみじみと語っておりました。
そんな人だったので、今も仏壇にはこの漫画、兄が毎日お供えをしております・・・。
母は、パスタの茹で加減である「アルデンテ」を、生涯認めない人でありました。(硬いから・・・★)
色々と、乗り越えられない壁はあったようですがが、「美味しんぼ」で紹介された出汁の取り方だけは、山野家に衝撃を与えた1話でありました・・・。 (^▽^;)
母は昭和一ケタの産まれで、戦前・戦中・戦後を生き抜いたお人です。
・・・なので、ホウレンソウのお浸しに削り節を掛けても、ほんのちょっと。
「もったいないから」
というのが口グセで、山野家にとっては鰹節は、とっても貴重なモノでした・・・。
「削り節がパックになって売られるようになる」まで、私は(必要な時にはいつも★)鰹節、カシュカシュと削らされていたんですね・・・。
鰹節って、上手に削れなくって、なのでついついチョビチョビとした使わなかった幼少期を思い出します・・・。 (T_T)
そこを山岡士郎!
昆布を鍋の湯に入れたら、さっと引き上げ、それから、
「鰹節を、きゃーっ、いやーっ、やめてーーっ、うっそぉーーーっ!!」
と叫ぶくらいに入れて、出汁を取る・・・。
そんな文化が、日本にあったとは・・・★
今回、せっかくの年末なので、
「年越し蕎麦くらい、めんつゆでなくって、出汁を取って楽しんで戴けたら・・・」
という事で、12月の調味料は「めんつゆ」となりました。
鰹節のイノシン酸と、昆布のグルタミン酸が、その旨味をいや増します・・・。
イノシン酸は、アンチエイジング効果が高いそうですし、疲労回復や集中力を高めるのにも効果があるとか。
・・・また鰹節には9種類もの必須アミノ酸が含まれていると言いますし、その1つであるヒスチジンには、脂肪燃焼効果という嬉しい効果もあります♡
・・・鰹節さん、なかなか隅にはおけませんねぇ、はい。 (^_^)v
また昆布に含まれるグルタミン酸には、リラックス効果があり、利尿効果に脳の活性化をも促して下さいます。
そして(!)美肌効果や、血圧抑制効果も。
・・・この両者を合わせ取りできている「出汁」って実は、とっても侮れないアイテムなんですねぇ・・・まぁ、びっくり!

めんつゆ
・・・ね、年末くらい・・・。
せめて年越しの時くらい、この身体に必要なパワーを感じつつ、堪能してみませんか?
1年の疲れを癒やし、新しい希望が感じられる・・・。
この「めんつゆ」をぜひ、お楽しみ下さいませ♡
■山野亜紀のHP「ねんきら☆」でも、よろしければお楽しみ下さい☆
※「ソイ、来たか! よろ昆布で、日本人」~旬エッセイ・2017
<2017.12.11更新>