師走の、お菓子は・・・?

噛みしめる・・・そんな幸せって、あるのだなぁ~、
ボリボリ、かみかみ、いつまで続くか、
嬉しいお茶請け、エビせんべい。

料理/清水 紀子

12月のお菓子は、・・・えびせん☆

<材料(作りやすい分量)>

えびせん・材料

  • 上新粉………50g
  • 干しエビ………10g
  • 湯………大さじ3
  • 塩………ひとつまみ
  • 揚げ油………適量

<作り方>

①.干しエビは、粗く刻んでおく。
ボウルに上新粉を入れて湯を加えて、混ぜ合わせる。

②.更に干しエビも加えて混ぜ、ひとまとまりにする。

えびせん・具材を馴染ませる

③.まな板に打ち粉(上新粉)をして②をのせ、上にも上新粉を振ってラップをかけたら、麺棒でなるべく薄くのす。

えびせん・のしている様子

④.1mm位の厚さになったら、包丁で四角く切り分ける。

えびせん・せんべい状に、包丁で切る

⑤.180℃の油に④を一枚ずつ落とし入れ、勢いよく出ていた気泡が静かになり、こんがり色づくまで4分ほど揚げる。

※揚げたてよりも、冷めて味が落ち着いてからの方が、えびの風味を楽しめます♡

「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡

こちらのコーナーでは、デザートをランダムに毎月ご紹介をしていきます。
どうぞ、お楽しみに♡

師走の旬食材

・・・12月のメニューを決めるのに、実は最大の難関がありました・・・★
「旬食材が、ブリと大根じゃ、今一つ画面に華やぎがない・・・★」
大根はもちろん白いですし、ブリもまぁ・・・お刺身にする予定ではなかったので、火を通してしまえば色合いもまた地味で、右の写真の通りに、画面が華やか(!)とまでには、参りません・・・。 (^_^;)

そこで清水先生と私は、さんざんに頭を悩ませた結果(!)
干しエビの色合いを活かした「えびせん」をお菓子にしてはどうか・・・という事に、なりました。

・・・そこで私の持った印象というのは、
「ふ~ん、えびせんって、作れるんだ・・・」 (‘_’)

そもそも、「えびせん」の原料とは、なんぞやっ。
先生のレシピを見ると、上新粉(つまり、お米の粉☆)で作るモノ、とあります・・・。

・・・ところで、エビといえばっ。
千葉は御宿という処で毎年、「伊勢エビ祭り☆」というのが開催をされているのですが。

その折、伊勢エビ(もちろん、お金を出して買うっ!!)のですが。
お刺身か、もしくは姿のままで炭火焼きの2種類で提供をされていますが、土地の方が「お刺身にした残りの伊勢エビのカラやら、もげてしまったエビの足やら」をこれまた・・・炭火で丁寧に焼いて下さり、
「ほら、カッパえびせんよりも美味しいよ」
と私たち、観光客に振る舞って下さったのを、思い出しました・・・。 (‘_’)

お刺身にして、残った部分を焼いて下さっているので・・・まぁ。(「もとで」は、掛らないか・・・???)
キチン質一杯(!)てな感じの一品☆(とも、言えないか・・・???)だったのですが★
・・・ホントにこれがまた、とっても香ばしくって、幾らでもイケてしまうという・・・振り向けば、ある意味、不思議なメニューでもありました。 (^_^)/
エビの香りはもちろん満載ですし、しばらく夢中になって食べたという記憶があります。

今回は「干しエビに上新粉」で作っていきますが、ここでお粉は、お湯でまとめていきます・・・。

清水先生、水でも試してもみた・・・という事なんですが★
「お水でだと、粉が今一つ、纏まらないんですよねぇ・・・」との事。
お湯も水も、水分であることに変りはないのに、温度というのはけっこうに、大事なのだな~と感じました。 (゜_゜ )

はてさて、仕上がった・・・えびせんですが。
「奥歯でしっかり、噛みしめて食べる感じが満載ですね♡」
との・・・清水先生の、お言葉です。

えびせん

ついつい、「市販のえびせん」のあの・・・ふわっとした感じなのかと、思いきや★
そこは全く(!)違いますっ。
・・・でもでもっ、エビの風味が満載で、ポツポツと食べながらも・・・そこは噛みしめるからこそなのか、満腹効果もけっこうに高いです。 (^_^)/

また「干しエビの、あの赤い色にはパワーがあって」、それはアスタキサンチンという成分です。

この方は、活性酸素に打ち勝つ(!)ばかりか、免疫力を上げるのにも効果があります。
その他、エネルギー代謝を活性化して下さったり、生活習慣病予防にも。

・・・その効果を、しっかりと受け取る為にも・・・エビさん、まずは初期の工程で、ここはしっかりと刻んであげて下さいませっ!
ここで手を抜いてしまうと、「せんべいは、硬く仕上ってしまうシロモノ★」なので、消化吸収が悪く・・・★
・・・吸収が良くなくては、せっかくのエビさんのカルシウムも何も、身体をただ単に通過をしてしまうだけ(!)なので、そこには気を払いたい処です・・・★

師走のお膳

奥歯で噛みしめるから、脳にも良さそう!
何より嚼む事は、免疫力を上げるのにも効果があります!

・・・エビを揚げて、上げ揚げ効果で楽しんでみませんか?
しみじみぽちぽち、奥歯で噛みしめればエビの風味も、その豊かさも舌先に広がります。
・・・図画工作の境地で「えびせん」、ぜひぜひお楽しみ下さいませ♡ o(^▽^)o

<2017.12.25更新>

関連記事

  1. 師走の、野菜料理は・・・?

  2. 長月の、お菓子は・・・?

  3. 師走の、魚料理は・・・?

  4. 霜月の、お菓子は・・・?

  5. 弥生の、お菓子は・・・?

  6. 神無月の、お菓子は・・・?

  7. 師走の一覧

  8. 水無月の、お菓子は・・・?

最近の記事

  1. 心美人

    もはやお金を求める時代ではない
  2. 活動エッセイ

    第12話 和心レシピに今までお付き合い戴き、あり…
  3. 心美人

    新しい自分になる方法
  4. 歌舞伎の楽しみ方

    歌舞伎のすすめー後編ー

アーカイブページ