長屋の子供のおやつの時間、
こじゃれたモノではないけれど、・・・ほらほら、これでも食べておおき!
囲炉裏の端には漂う香りが、楽しみだねぇ、炙り蜜柑!
1月のお菓子は、・・・炙り蜜柑☆

炙り蜜柑・材料
- ミカン………2個
①.ミカンは、焼き網か魚焼きグリルで、表面が焦げるくらいに焼く。

炙り蜜柑・グリルで焼く場合
②.熱いうちに上の方を輪切りにし、スプーンですくっていただく。

炙り蜜柑・餅焼き網などで焼く場合
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらのコーナーでは、デザートをランダムに毎月ご紹介をしていきます。
どうぞ、お楽しみに♡
今もあると思いますが、冷凍みかんって、お好きですか?
・・・私の場合は、小学校の給食で食べた思い出があるくらいですが★
振り返れば今と違って、冬の果物も例えば、「みかんを1箱で買う」のは、昭和40年代くらいでは、当たり前の事でした。
・・・冬に八百屋さんに並ぶ果物なんて、庶民が足を運ぶような処では、その種類も少なかったように思います。 (‘_’)
「1箱買いをする」となると、当然幾つか、傷んだミカンも出てきますから。
私が子供の頃は、よくミカンの箱をかき回しては、傷みかけたミカンから手を付けるようにしていたのを覚えています。
・・・はてさて。
ところで「当時の私の実家のお風呂」に話は移るんですが、それは木製のお風呂で、湯船とは別に、上がり湯(と、私は呼んでましたが、写真の右側の部分ですね★)がありました。
・・・何しろ湯船とは、ちゃんと分かれてますから、シャワーがなかった当時は、最後にはこの上がり湯(湯船より、こちらの方が圧倒的に熱い★)を水で埋めて、それを浴びてから上がったものです。
・・・この上がり湯は何しろ小さいですし、ここには誰も身体を浸したりできませんから★
なので寒い冬などは、子供はこっそりと「上がり湯に、ミカンを入れて温めたり」して、お風呂の中で食べるというのが★
・・・当時の、子供ながらではの、ちょっとした冬のイベント・・・だったんですが、私自身はミカンを焼いて食べたことはありませんでした。 ( ̄_ ̄ i)
ところが撮影当日に聞いてみた処、50代半ばを過ぎる年代は、こんな風に「ミカンを焼いて食べるのは当たり前」な時代が長らくあったんだそうです。 (^^;)
何しろ、からっ風の吹きすさぶ・・・お江戸の冬の当時なら、冷たいミカンを囲炉裏で炙って、温めて食べていたりというのは、けっこうにフツーの事だったのでしょうね。
・・・それにしても、ビタミンC一杯のミカンを焼いちゃったら、果たしてミカンさんの栄養は一体、どうなるのでしょうか。 (^▽^;)
ところが、どっこい!
私が知らなかっただけ(!)で、2018年の現代では「焼きミカンのHP」も幾つかありまして、その健康効果を称えているモノもあるようです。(左の図は、焼きミカンを食べている地域図)
抗酸化作用のあるビタミンCは、今回は皮に守られているので、失われにくいというお話もありますし、加熱をすれば、ミカンの薄皮や白い筋も食べやすくなります☆
・・・こちらにはビタミンPといって、毛細血管を強くして下さる働きがあるんだそうです。 (゜_゜ )
・・・また焼いている間に、みかんの良い香りが漂いますが、あれはリモネンといって、リラックス効果があるのだとか・・・???
本当は「皮ごと食べるのが良い」ともありますが、・・・無農薬のモノでなら、試してみるのも良いかも知れませんね。

炙り蜜柑
今でも、グーパンチ!で、地域では愛されている冬の味覚の「炙りミカン」。
未体験の方はぜひ、どんなモノか、お試しください。
ミカンが甘くなることだけは、間違いなしです♡ (^_^)/
<2018.1.29 更新>