揚げたてを、がっつけや!
雪見酒の、お供にいつもだ、今日も嬉しい、
山野家の定番、スルメの唐揚げ!
1月の魚料理は、・・・山野家のスルメの唐揚げ☆

山野家のスルメの唐揚げ・材料
- スルメ………1枚
- 酒………80~100ml
- 小麦粉………大さじ3~4
- 揚げ油………適量
①.スルメは酒に浸して、3日間ほど置いて柔らかくする。

スルメの唐揚げ工程1・スルメを酒でもどす
②.柔らかくなったら食べやすく切り分け、酒ごとボウルに入れる。

するめの唐揚げ工程2・するめを切る①
③.②に小麦粉を加えて混ぜ合わせ、180度に熱した油でこんがりと揚げる。
好みで、スダチなどを添えてどうぞ。

スルメの唐揚げ工程2・スルメを切る②
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらのコーナーでは、魚料理をランダムに毎月ご紹介をしていきます。
どうぞ、お楽しみに!
年の始めの、初春の~♬…という訳で(?)
心機一転、お江戸の当時の暮らしを再現してみたい、という話で、打ち合わせをしている・・・私と清水先生です。
・・・かの頃なら、生鮮食品も少なかった(!)でしょうし、冬には乾物が多く食べられていたのではないか・・・という話になりまして。
では、はてさて一体、どんなレシピにしたものだろう・・・という下りとなりました。
今回の撮影の打ち合わせをしていたのが、また年末の事でもあったので。
・・・そこは、人様をもてなすメニューでもあれかし・・・なんて話題が、あっちにこっちにと、跳ね回ります★
そこで、安くて簡単なメニューとして挙げられたのが、
「山野家でいうなら、スルメの唐揚げですね」
という・・・★
今回のレシピの提案は、私の何気な~い一言から始まったのでありました★ (‘_’)
「え?スルメですか? 乾物のスルメを、揚げちゃうの?」
・・・と、驚く清水先生なのですが★
実はこのメニューは、私の母が若かりし頃・・・彼女は当時、出版社に勤めておりまして。
昭和20年代当時の事ですが(実は、同じ会社に父も勤めておりました!)、毎年恒例の大掃除後の楽しい、忘年会メニューであったのです・・・☆

スルメの唐揚げ工程1・スルメを酒でもどす
私の両親は、今はもう経営者も変ってしまって(2018年現在★)いますが、一時期、同じ出版社に勤めていた事がありました。
・・・まぁ、結婚したのはその、ずーーーっと後だったんですが。 (^^;)

スルメの唐揚げ・材料
「忙しい年末の事だったので」
営業や編集部ではなく、経理の仕事をしていた母たちが、ぱっぱと拵える宴会メニューのスルメの唐揚げ。
・・・今では乾物も、どちらかというと高価な食材(!)となってしまいましたが、母が若かった当時は、そんなモノはぐっと安かったのでしょう。 (゜_゜ )
支度とはいっても、宴会の数日前にスルメをお酒(好みで、みりんも入れていたかと思います★)に漬けてさえあれば、後はキッチンバサミかなんかでパチパチ切って、揚げてしまえば即、出来上がりという・・・非常にカンタンなメニューです。
揚げたては美味しいですし、量も作れるので、宴会メニューとしては良かったのでしょうね。 (〃∇〃)
・・・はてさてところで、日本では平安の当時から作られていたというスルメ☆さんです。
とにかくまず、持ち歩いても軽いですし、長持ちは致しますし!
調理法としても、水で戻して出汁を取ったり、煮物にしたりと、応用が利きますし。
・・・それより何より、手軽な処が良かったのでしょう。 (^_^)/
私の明治産まれの祖母なんかは、祖父が不意の来客を連れてきた時にはよく、
「とりあえずスルメを焼いておけば、暫くは(お客さまのお腹も)持つから」と。
・・・その間に、酒の肴を拵えては客人をもてなしたものだ・・・と、よく語っていました。
・・・ところでスルメの材料と言えば、何といってもイカさんですよね♡
そして、その栄養成分はといえば、健康効果のあるタウリンです。 (^_^)v
タウリンさんには、疲労回復やら生活習慣病にはもちろんの事、肝機能までに正常に戻して下さる効果があるので、・・・まことに今の時節には、ありがたい食材なんですよね♡

するめの唐揚げ工程2・するめを切る①
・・・またイカの皮には「お肌の生成に必要な、コラーゲン☆」が、たっぷりと含まれていますし、なんといっても良く噛んで食べますから(!)
・・・満福中枢をチクチクと刺激して下さるので、ダイエットにも効果があるのだとか。 (゜_゜ )
・・・ただスルメは硬い食べ物ですから、食べすぎにだけは、要注意です!

睦月のお膳
硬いんだけれど、でも美味しい♡
揚げたてはもちろんの事、冷めてもイケてしまうという、スルメの唐揚げ。
・・・大人数をもてなす折には、ぱっと出来て嬉しいメニューです。
ぜひぜひ、お試しくださいませ。 (^_^)/
<2018.1.29 更新>