ひなまつりの時だけ、食べられる♡
春の紅に、雪の白色、
お米で作る、準備万端、うれしい楽しい、ひなあられ。
3月のお菓子は、・・・ひなあられ☆

ひなあられ・材料
- ごはん………茶碗軽く2杯分
- 砂糖………80g
- 水………大さじ1
- 食紅………少々
- 揚げ油………適量
①.ごはんは、ザルにあけて流水で洗って、ぬめりをとる。
②.①の水気をよく切り、乾いたザルに広げて、3日ほどかけて干飯にする。

ひなあられ・干飯を作るようす
③.180度の油に②をひとつかみずつ入れて、浮き上がってきたら一呼吸置いて、素早く網ですくいあげる。

ひなあられ・干飯を揚げるようす
④.小ぶりのフライパンなどに、半量の砂糖と水を入れて中火にかけ、時々混ぜながら煮詰める。
⑤.④を箸に付けて、糸を引くようになったら火から下ろし、③のあられの半分を入れて、素早く混ぜながら蜜を絡める。
⑥.蜜でくっつき合っていたものが、パラパラになったら出来上がり。
⑦.残りの半量は、蜜を作る段階で少量の食紅を水で溶いて加え、同じようにしてピンクのあられにする。
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらでは、デザートをランダムに毎月ご紹介をしていきます。
どうぞ、お楽しみに♡
3月といえば、やっぱり浮かんでくるのは、雛祭り・・・。
それは・・・卒業式だとか、転勤の季節であるとか、まぁ色々と行事は浮かんではくるのですが、やっぱり!
・・・スーパーが盛り上がるせいか、この行事だけは外せないような気がするのは・・・やっぱり。
世の購買意欲に、踊らされているだけなのでしょうか・・・??? (^▽^;)
はてさて。
雛祭りといえば、お白酒に、ひなあられに菱餅、なんてのが定番ですよね・・・。
ちなみに私は、白酒の方はあんまり飲んだことがなく、いまでも濁り酒というのは、ちょっと私は苦手なんですね・・・★
白酒の製造工程を見てみますと、もち米に米麹、焼酎で作るモノなんだそうで、おひな様が夢枕に立って、作り方を伝授したなる言い伝えもあるのだそうです。 (゜_゜ )
・・・また菱餅の方ですが、これは桃色や白、緑の色を重ねて作るお餅を菱形に整えたモノなんですが、赤はもちろん・・・桃の花の色を表します。
そして白は残雪、緑の色は「若草の色」を表しているのだとか。
雪の下に新芽が芽吹いて、桃の花が咲いている情景を表しているのだとも言いますが♡
かつての着色料には、また薬効もあるのだと言います。 (‘_’)
緑の色には、浄血効果のある・・・ヨモギを。
白色は、煎じれば解毒や健胃効果のある菱(ひし)の実が。
そして桃色の方は、乾燥から身を守るというクチナシが使われていたんだうです。
・・・ちなみに「菱形という形」なんですが、三角形を2つ並べた形でもありますよね。
この形には、なんと(!)魔除けの意味もあるんですって、へ~え★
・・・そういえば、市販のひなあられにも、色々な色が使われていますよね。
言われてみれば、(そんな意味もあってか・・・?)緑や黄色、白いアラレもありました。
さて、清水先生と「ひなあられ」に挑戦する事になり、私の方は、「ホントに・・・ひなあられって、自分で作れるのかな~」と・・・考えていたのですが★
実にシンプルなもので、それが「いかにも古来より作られていた感」が満載の製造工程であったので、私は逆にびっくりしてしまいました。 (;^_^A
・・・元来、干飯(ほしい)というのは非常食でもあり、戦場食でもありました。
今でこそ「豊かな日本の食生活」なのですが、それまでの数々の生き残る場には、干飯がいつも人の傍にありました・・・。 (´_`。)
そして市販のモノよりは、この「ひなあられ」は、しっかりとした食べ応えに仕上がっております・・・♡
昔は、お米を使ったお菓子って、ご家庭でもよく作られていたと聞きます。
余りごはんで、ちょっと作ってみませんか?
えーーっ? こんな風に作っていたの?って、きっと、ご共感戴けるかと思います。 (^_^)/
<2018.2.26更新>