あれやこれやと、騒いじゃいるが・・・。
今日の料理屋の棒手振り、何より今日は、とっときの品だぜ・・・こらうめえ!
色あいもいいやね、目から花見だ、三色野菜に酢締めで魚が入った一夜漬け☆
4月のお漬け物は、・・・3色野菜と酢締め魚の一夜漬☆

3色野菜と酢締め魚の一夜漬・材料
- 大根………100g
- ニンジン………100g
- キュウリ………1本
- 新ショウガ………ひとかけ
- アジ刺身用………1~2尾分
- 塩………少々
- 酢………適量
- 塩………小さじ1強
①.アジは塩をふってしばらく置き、表面の水分を拭いたらバットなどに並べ、かぶるくらいの酢を注いで数時間置く。

3色野菜と酢締め魚の一夜漬・魚をしめている様子
②.大根、ニンジンはイチョウ切りに、キュウリ、新ショウガは小口にスライスする。

3色野菜と酢締め魚の一夜漬・野菜の下拵え
③.保存容器に②と食べやすく切った①、塩を加えてざっくりと混ぜ合わせ、一晩置く。
※真っ白になるまで酢締めしたアジは、3日ほど持ちますので、範囲内で食べきって下さい♡
※お魚は、アジの他ではイワシがオススメだそうです♡
「和心文化メッセンジャー」・・・山野亜紀からの一言♡
こちらのコーナーでは、日本の伝統の味!
お漬け物を、連載していきます。
毎月、違ったモノが紹介されますので、お楽しみに!
私は、食に関しては・・・実にエリアの狭い人なんです・・・★ (-_-;)
幼少の当時は、お寿司はもちろん、とにかく生物が食べられないという子供でした★
・・・それがまた、私の両親と来た日には、
「お酒でも呑むようになったら、きっと食べられるようになるから、放っておきましょう!!」
・・・という方達で・・・。
大人になって、(さすがは私の母、その通りになった訳ですが★)逆に、それまで私の分まで食べてくれていた兄が、実に残念がったという・・・そんな山野家でありました★
・・・さて、お酒の力を借りて生物の方は相当にイケるようになりました・・・私だったのですが。
それでもダメだったのが、生牡蠣やらカキフライ、ナマコやホヤの類いでありました★★★
ところがこちらの方は、私の師匠の林邦史朗先生の貢献(!)が大変に・・・大きかったようなんです。
・・・私が幼少の頃は、まだ父の会社の運営やら何やらがありまして、母自身が・・・とてもつましい生活を送るような人でありましたし。
何より母は、外食がキライな人★だった(お店の味に、飽きると申しまして・・・★)なので私は大人になるまで、ほとんど母と外食をする機会もありませんでしなので、たくさんの初めてにもトライ(!)出来るようになりました。 (^_^)/
そんな私が・・・師匠の仕事を手伝うようになり、マネージャー業も務めるようになってからは、打ち合わせやら何やらで、ホントに・・・たくさんの食事をご一緒にする機会にも恵まれるようになり・・・。
・・・それが今では、好物になったモノもありまして・・・。
私にとっての師匠はある意味、仕事の方はもちろんなんですが、食育までも担当して下さった方のように思えます★ (^_^;)
はてさて、かような訳で・・・初めに清水先生より「魚の入った漬け物!!はいかがですが?」とのご提案聞いて・・・私、大変に驚きました・・・。 ( ̄_ ̄ i)
・・・というのは、私にとっての漬け物というのは、母や祖母が手掛けて作っていた「ぬか漬け」か。
たまに祖母の許に送られていた奈良漬か、一夜漬けの類いばかり。
・・・要するに、野菜のモノばかりで、魚の漬け物といえば、私にとってポピュラーなのは西京漬けか、「くさや」くらいでしょうか。
イレギュラーなのが、私の記憶にあるのは金沢の朝市で見掛けた「海鮮のぬか漬け」で・・・。
実はこちらには、今だにトライした事がありません・・・。 (>_<)
私の兄は、そこは挑戦する人なので、旅先では山羊のお刺身であろうと、まずは何でも食べてみよう、という人なんですが・・・。
という訳で、ホントに今回のこの・・・お漬け物には、おっかなびっくり★
ドキドキしながら、撮影現場に向かったのですが・・・。
今回、このレシピを知って、本当に私はカンドー致しましたっ。
これなら、私でも食べられるっ・・・。 (‐^▽^‐)
それより何より、1人暮らしの・・・私です。
スーパーで買う「お刺身パック」、特に青魚の類いは、量が多いのでついつい買うのを手控えていたんですね。
・・・ところがこれなら、半分はお刺身で食べて、後日はこのレシピで美味しく楽しめるわけで・・・何だか、幸せになりました♡

卯月のお膳
・・・スーパーで買えるお刺身パックって、1種類だけの場合は、ホントに量が多過ぎて持て余してしまいそうですし★
かといって、組み合わせてあるモノはこれまた・・・決まり切ったメンバーばかりで、ついつい・・・遠ざかってしまっているお魚さんも多いんです。 (-_-;)
そこのところを・・・こんな形で、楽しんでみてはいかがですか?
食べて美味しく、さっぱりとして美味しい・・・色合いも美しいお漬け物です。 (^_^)/
■山野亜紀のHP「ねんきら☆」でも、よろしければお楽しみ下さい☆
※「鯵深し、トマトに生姜だ、日本人!」~旬エッセイ・2014
<2018.4.2更新>